どうも、ひらたです。
毎年2月上旬に開催される「長野灯明まつり」。2018年も2月7日から12日までの6日間、開催されました。
長野に4年間住んでいるものの見たことがなかった冬の善光寺のライトアップ。
善光寺だけでなく、善光寺表参道、またその周辺まで光に照らされるアートなイベントは、「綺麗」や「幻想的」だけでは言い表せれない素敵な空間でした。
長野灯明まつりとは
今回が第十五回となる「長野灯明まつり」。
長野オリンピックの開催を記念し、2004年から始まったお祭りです。
オリンピックの平和を願う精神
オリンピックの「平和を願う精神」を後世に残すとの想いで、善光寺が五輪の色にちなんだ光で照らされます。ただのイルミネーションでなく、世界に向けて「平和の灯り」を発信する、という素敵なイベント。
平和への想いが込められた光のアート
善光寺表参道には「ゆめ灯り絵展」という「平和・未来」をテーマに作られた切り絵を使った光のアートが並びます。
ただ灯りがともり綺麗なイベントではなく、平和を表現する意義あるお祭りでした。
長野県を代表する建物「善光寺」を中心に平和の灯りを、というのが「長野灯明まつり」。
そういったテーマを知った上で見る光のアートは一つ一つが力強い光と感じます。
表参道 ゆめ灯り絵
「ゆめ灯り絵展」が並ぶ善光寺表参道。
ここで飾られている光る切り絵のアートは、応募形式で地域の人が作ったものです。
道路を通行止めにして並べられた光のアートはなんとも幻想的で。
多くの参加者がいてこそ成り立つとともに、6日間にわたるこのイベントを運営している方がいてこそのアートです。
仕事帰りに寒空のもと、丁寧に並べている運営者の姿も見ていたのでより素敵なモノと感じました。
宿坊ゆめ茶会
善光寺周辺の宿坊(参拝者のための宿泊施設)にも光のアートが。
冬の光のイベントというと「イルミネーション」ですが、お寺を舞台にすると「灯り」という言葉が合いますね。
ろうそくに照らされるガラスの器がまた綺麗に光っています。
お地蔵さんが照らされているものもありましたが、そうなると参拝に近い印象。なので、純粋に「綺麗」な印象を受けるものだけを載せておきます。
終始カメラを抱えた人であふれていたのが次の「光の傘」。
多くの外国人もここで足を止めていました。
日本人かしても見とれてしまう「和傘と光」のコラボ。これは是非来年見てみてください。
善光寺ゆめ常夜灯
そして目玉となる5色に照らされる善光寺。
時間によって照らされる光が変わります。なんとか5色集めることができましたw
正直一つ一つがなんという建物かわかっておりませんが、、、
とにかくオリンピックの色を表した5色を揃えたくて。
やはり「綺麗」というより「厳かで、幻想的で」。
光って「希望」とか明るいイメージのある言葉ですが、善光寺を照らす光は「力強さ」を感じるものでした。主催者の意図する世界を平和にする力強さというものが表現されているのだと、「表現者」のすごさも学べる素敵な空間でした。
平和を願う灯り 2月に長野へ来るときは是非
会社の帰り道にふと気づき知った今回のイベント。
「綺麗そうだから行ってみよ!」と軽い気持ちで行ってきましたが、実際に見てみるとひとつひとつの光に圧倒されました。長野から平和を発信するイベントがこんなに身近にあるなんて。
どんなことでも「目的」が大切で、それを「表現」することも大切で。
自分も目的とそのための行動を見つめていこう、なんて少し大きなことも考えられた良いお祭りでした。
冬に長野県にくることがあれば是非、「長野灯明まつり」にお越しください。
たぶんいつも照らされてる善光寺の横門。
光と影ってやっぱかっこいいね、と平凡なことを思いながら帰りました。
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