【解説】ArtlistとEpidemic Soundの使い分け方!3年使ってわかったそれぞれの特徴【比較】

こんにちはhirataです。

音楽・BGM素材を探している動画クリエイターに人気な音楽素材サービスで有名なのがArtlist(アートリスト)とEpidemic Sound(エピデミックサウンド)。

どちらも月額(or年額)で音楽BGMをダウンロードし放題のとても便利なサービスです。

この記事でわかること
  • ArtlistとEpidemic Soundはどっちがおすすめか
  • YouTube動画のBGM探しにおすすめなのはどっちか
  • 仕事として使うならどっちがいいか
  • それぞれのメリット・デメリット

ArtlistもEpidemic Soundも使い始めて3年になるので、今回は私なりのArtlistとEpidemic Soundの使い方についてご紹介します!

ちなみに仕事でもYouTubeでも映像を作ってる私のイチオシはEpidemic Soundです。

エピデミックサウンドは1ヶ月無料で使うことができるので(解約もいつでも可能)
実際に1ヶ月使い倒してみてアリかナシか判断するのがおすすめです。

30日間の無料トライアルなので月末に使い始めても大丈夫です

関連記事: 動画編集・動画制作におすすめの音楽素材サイト9選!
関連記事: 【結論】Epidemic Sound、Artlist、 MUSICBED 結局おすすめはこれ!

【結論】YouTube動画ならEpidemic Sound、仕事ならArtlist

最初に結論ですが、私は

YouTube動画の音楽ならEpidemicSound

仕事で音楽を探すならArtlist

を使っています。

理由はシンプルなのですが、音楽やBGMを使うときに気にするのってやっぱり著作権の問題なんですよね。

ArtlistもEpidemic Soundも著作権フリーでなくてロイヤリティフリーの音楽です。

ロイヤリティフリーとは、一度使用を許諾されれば、使用許諾の範囲内で何度でも複数用途に使用できるというライセンスです。 使用許諾を受ける際には、一定の料金を支払うことが一般的です。

https://yourstock.jp/

簡単に言うと、音楽素材サービスが許可している使い方であれば著作権の問題にはならないよってこと。

で、この許可されている使い方というのがArtlistの方が柔軟なんです。

Epidemic Soundがクライアントワーク向けじゃないっていうよりもArtlistがクライアントワークに心置きなく使えすぎるといった感じ。
仕事で使っても問題ないというのは、やっぱり安心なので使いやすいですね。

では、Artlistだけでいいじゃないか!というとそういうわけでもないんです。

ArtlistとEpidemicSoundの音楽の質

前提としてArtlistもEpidemic Soundも音楽のクオリティはとても高いです。

今、無料の音楽素材サービスを使っている人がこの2つの楽曲を聴けば明らかに質の違いがわかると思います。

ただ個人的におしゃれな音楽が多いなと思うのはEpidemic Sound。

これは作っている映像にもよるのでエピデミックサウンドが優れているという話ではありませんが、
私はYouTubeに動画コンテンツを投稿することも多いので、Epidemic SoundのおしゃれなBGMの方が相性がいいんですよね。

言語化してみると両者の違いはこんな感じ。

  • Epidemic Sound・・・ボーカル付きBGMが多く明るい。サビで盛り上がる。曲のジャンルが豊富。
  • Artlist・・・シンプルでかっこいいBGMが多い。サビがない。ナレーションありの動画向け

もちろんざっくりとしたイメージなので、Artlistにもおしゃれな曲はありますし、EpidemicSoundにイマイチな曲もあるのですが、

パッと音楽を探して「お、この曲かっこいい」と思う回数が多いのはEpidemic Soundかなという感じ。

Artlistの音楽を使った動画コンテンツの例

実際に両者の楽曲を使った動画コンテンツを見てもらうとわかりやすいかもしれません。

まずこちらがArtlistの音楽を使ったNIKEのPR動画。

NIKE INSIDERS EPISODE 2 AMANDA CAMPANA | Marco Viganò

なんとなく言いたいこと伝わりますかね?
あくまで映像を引き立てるものとして音楽が存在している感じ。

仕事として使うならすごい相性がいい感じしませんか?

もう1つArtlistの楽曲が使われている作品がこちら。
ドローンメーカーのDJIのPR動画です。

The Art of Creating DJI

このMAVIC3の映像めちゃめちゃかっこいいですね。
思わず見入ってしまった。

Epidemic Soundの音楽を使った動画コンテンツの例

映像クリエイターのAUXOUTさんのEpidemic Soundの音楽を使った動画がこちら。

TAKE MY HAND | CINEMATIC VLOG SHOT ON SONY A7III

音楽と合わせて動画を見せるコンテンツだとやっぱりEpidemic Soundの方が相性がいいかな思いますね。

ちなみにこの曲はCody Francisという方の曲なんですが、この人の曲は心落ち着く感じの曲が多くていいですよ。
AUXOUTさんの動画のように彼女や奥さんを撮るとか結婚式の動画で使うとかにぴったりの曲を多く配信されてます。

もう1つEpidemic Soundの楽曲を使っているコンテンツはこちら。
こちらは映像クリエイターの大川裕介さんのシネマティックVlog。

ICELAND | Cinematic Yusuke Okawa大川優介

大川さんはEpidemic Soundのooyyというアーティストの楽曲が好きだと公言されてました。
Epidemic Soundはアーティスト数も豊富なので、自分の好きなアーティストができるとBGM探しも圧倒的に早くなりますね。

ArtlistとEpidemic Soundの料金の比較

ArtlistとEpidemic Soundの料金体系やプランも違うので簡単にまとめておきます。

Artlistの料金

ArtlistにはPersonalプラントUnlimitedプランの2種類があります。

プラン月額年額(年払い)
Personal (個人向け)14.99ドル(約1,500円)119.88ドル(約12,000円)
※月額で1年間払うより33%お得!
Unlimited (音楽のみ)199ドル(約20,000円)
Unlimited (音楽+効果音)299ドル(約30,000円)
Artlistの料金

Personalプランは月額払いか年額払いか選べますが、Unlmitedプランは年額払いのみ。
またUnlimitedプランには音楽にプラスして効果音もダウンロードし放題になるプランが用意されています。

PersonalプランとUnlimitedプランの違いは以下の表です。

ライセンスの対象PersonalUnlimited
YouTube
Facebook
Instagram
Twitch
Tiktok
有料広告
クライアントワーク
商業的仕事
Webサイトと全てのオンラインプラットフォーム
放送&テレビ
ArtlistのPersonalプランとUnlimitedプランの違い

PersonalプランはYouTubeやInstagram、TikTokなどのSNSで動画コンテンツを上げるクリエイター向けのプラン。

UnlmitedプランはSNSでの動画投稿はもちろん、広告や企業のWebサイト用の動画などクライアントワークでも音楽を使用することができます。

ArtlistのUnlimitedプランは年額199ドルなので一見高いように感じるかもしれませんが、約20,000円という金額でほぼ全ての仕事としての音楽利用をカバーしてくれるのはかなり画期的。

Artlistが出る前までは音楽の利用は1曲5,000円とかで著作権をカバーしてましたが、Artlistなら20,000円でダウンロードし放題の使い放題。

この圧倒的なコスパの良さがArtlistの魅力ですね。

Epidemic Soundの料金

Epidemic Soundの料金は以下の表です。

プラン月額年額(年払い)
Personal (個人向け)15ドル(約1,500円)108ドル(約10,800円)
※月額で1年間払うより40%お得!
Commercial(商用利用)49ドル(約4,900円)228ドル(約22,800円)
※月額で1年間払うより60%お得!
Enterprise(企業向け)お問合せ
Epidemic Soundの料金

PersonalプランはArtlistと同じくYouTubeやInstagramに動画を投稿するクリエイター向けのプラン。

月額料金は15ドルとArtlistと大差ありませんが、年払いすると40%オフになるので、「1年は使う」という方は年払いしてしまった方が確実にお得です。

またPersonalプランではYouTubeやインスタなどそれぞれで1つまでのアカウントでの使用が許可されます。

つまり2つ以上のYouTubeアカウントを持っている場合、Personalプランではどちらか1つでしか音楽を使うことができないということ。

マイページでYouTubeなどのアカウントを登録をすると音楽の使用が許可されます。許可されてないアカウントで楽曲を使用するとYouTubeの場合は著作権の申し立てというお知らせがきます(著作権違反ではなく、動画につく広告の収益がEpidemic Soundに支払われる)

なので2つ以上のアカウントで音楽を使用したい場合やSNS以外のプラットフォームでも音楽を使用したい場合はCommercialプランになります。

ライセンスの対象PersonalCommercial
YouTube
Facebook
Instagram
Twitch
Tiktok
クライアントとのビジネス向けのコンテンツの公開
デジタル広告
Webサイトとオンラインプラットフォーム
Epidemic SoundのPersonalプランとCommercialプランの違い

Epidemic SoundのCommercialプランであればクライアントワークに利用できるのですが、動画を公開する場合にEpidemic Soundのマイページ内で公開する動画のURLを登録する必要があります。

YouTubeに動画コンテンツをアップして、それを企業のWebサイトに載せるとかだったら、YouTubeリンクを登録すれば問題なしなのですが、直接Webサイトに動画を載せたいとかなってくると載せるページごとに都度動画のリンクを登録しないといけないので大変。

クライアントとのすれ違いも発生しそうですしね。

なので企業のYouTube運営に携わってる人や自身のYouTubeチャンネルが2つ以上ある人にCommercialプランがおすすめという感じ。

ArtlistとEpidemic Soundのサイトの使いやすさ

音楽やBGMを探したことある人ならわかると思いますが、曲を探すのってめちゃめちゃ時間がかかりますよね。

となれば音楽素材サイトを使う上で大事なのは、どれだけ使いやすく、どれだけスピーディーに理想の音楽に出会えるかということ。

それぞれのサイトの特徴をまとめましたので参考にしてみてください。

ArtlistとEpidemic Soundの今後の将来性

今後の将来性に関してはどちらもどんどん成長していく会社だろうなという印象。

Artlistは音楽素材サービスの他にも映像素材のArtgrid(アートグリッド)、アニメーション素材のMotionArray(モーションアレイ)などもサービスを展開しています。

ArtgridもMotionArrayもかなり有名なサービスで、使ってるという人も多いはず。

音楽、映像、エフェクトと映像クリエイターに必須の素材を全て扱っているので、今後も需要は尽きないと思います。

Epidemic Soundは映像素材やエフェクト素材のサービスを展開しているわけではありませんが、こちらも波に乗ってるなという印象。

私はEpidemic Soundのアンバサダーに選んでいただいたのですが、アンバサダー専用のサイトが用意されていて、その中ではEpidemic Sound運営から今後の色々なイベントの告知などがされています。

アンバサダーは海外の人ばかりなので、まだまだ海外人気が強いサービスというイメージもありますが、これからどんどんサービスを伸ばしていくんだろうなと感じました。

個人的にはArtlistもEpidemicSoundも両方お世話になっているので、どちらもさらにサービスが拡大してくれれば嬉しい。

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